前回のコラムで、重金属が身体に溜まる事についてお伝えしましたが、では実際にどのくらい重金属が蓄積しているかどうかは、血液検査や画像診断などの通常の病院検査では診断ができません。そのため一般的な診察では、病気と重金属の関係性が見つからないケースがほとんどです。
しかし重金属が体にどれほど溜まっているのか、あるいはどれほど排出することができるのかを調べる検査はあります。代表的なものは、手のひらで調べる「オリゴスキャン検査」、毛髪で調べる「毛髪重金属ミネラル検査」、「尿中重金属排出試験」です。
「オリゴスキャン検査」の長所としては、簡便にすぐにその場で測ることができるという点です。短所としては、手のひらで検査をするので、手のひらの蓄積はわかりますが、体全身に溜まっている重金属を評価することはできないという点です。例えば、オリゴスキャンで鉛が低値ででる場合でも、別の検査でみると大量に蓄積している場合もあります。
「毛髪重金属ミネラル検査」は、毛髪中にどれほどの重金属やミネラルが排出されるかを見る検査です。毛髪中に有害重金属が排出されている場合、体内にその重金属が蓄積している可能性があります。毛髪から検出された量と体内に蓄積されている量とは比例しない場合があることです。短所としては、重金属を体外に排出する機能が低下している場合、体内の蓄積度を正確に判定できないことがあります、身体が重金属をきっちりと排泄できる状態かどうかを知る手掛かりになります。
「オリゴスキャン検査」、「毛髪重金属ミネラル検査」は体内にどれだけの重金属が蓄積しているのかを見る検査であるのに対して、「尿中重金属排泄試験」は、それ以外に「キレート剤」を内服し、どれだけの重金属を尿中に排出できるかを調べることができます。キレート剤は体の中に溜まっている重金属に結合して、尿や便の中に排出されます。キレート剤を内服後、どれだけの重金属が尿中に排出されるかを見ることによって、体全体に溜まっている重金属の量を類推することができるのと同時に、治療に対しての反応性を確かめることができます。
ご紹介した検査を行なっている専門クリニックはまだ全国でも多くはありませんが、WELLCの表参道ウェルネス統合医療クリニックでは、振動医学の手法、周波数を使って体内に蓄積した重金属の種類と、それらが身体に与えている負担について測定しています。、重金属がどの種類が蓄積していて、どのような悪影響を身体に及ぼしているかもわかりますし、慢性的な疲労感や倦怠感が改善できる治療もパーソナルで行っています。
「治療のための第一歩は解毒。体内に蓄積された不要なものを排出し、阻害されていた身体の機能を本来の状態に戻さないと、その時表れている症状が一時的に良くなったとしても、長続きしません。きちんと解毒された身体に必要な栄養素を補うことで、自然治癒力が発揮されやすい身体づくりがされ各部位の周波数を整えることを通じて、肉体と気の流れなどのエネルギーの両方をととのえ、根本的な改善を目指します。お一人おひとりが、自然治癒力を発揮し、その人として良い状態に到達し、持続・向上させていくお手伝いを行っています。