冬真っ只中の2月ですが、今年は暖かい日も多く、東京は2月中旬でも15℃を超える日が数日続いたりと、例年に比べて暖かい冬のように感じます。1月末まで秋の風物詩である銀杏が路上に転がっていたりと、冬という冬を感じず、このまま春を迎えそうな今日この頃です。
冬の時期に暖かい日が続くとニュースを賑わせ始めるのが、「花粉症」の話題です。ウェザーニュースの花粉飛散予報によると、東京都は2月15日からスギ花粉の飛散シーズンに入ったとのことです。テレビコマーシャルも、アレルギーに効く錠剤や目薬、鼻が荒れづらいティッシュなどが登場し始めます。「花粉症」の時期に「アレルギー」のコマーシャルが増加する理由は、アレルギー症状だからということです。スギ花粉に反応しアレルギー症状が出る方が非常に多く、「花粉=スギ花粉」と思いがちの方も多いのですが、花粉にも数多の種類があり、同時期にはハンノキ・ヒノキ・イネ科の飛散しており、夏季においては、ブタクサ属やヨモギ属、カナムグラの花粉も飛散しており、通年でアレルギー症状に苦悩している方がいらっしゃいます。今回のコラムでは、国民病と言われ、自治体がその対策をするほどの花粉症を中心に、アレルギー全般に話を進めてゆきます。
毎年この時期になると、街中ではマスクを着用したり、アイガード(目への飛散物の侵入を防止するメガネ)をつけて街中を歩く姿が増えてきます。また、病院で処方された薬を服用し、対策している方も非常に多く、耳鼻咽喉科は1月ごろから花粉症患者の通院が増加することを耳にします。
ではこの花粉症はどのようなメカニズムで発症するのでしょうか?環境省によると、花粉症は体内に入った花粉に対して人間の身体が起こす異物反応です。これを免疫反応と言います。つまり、体内に侵入した花粉を異物と認識し、この異物(抗原)に対する抗体を作り、再度侵入した花粉を排除しようとする反応です。一般的には免疫反応は身体にとって良い反応ですが、時には免疫反応が過剰になり、生活に支障が出てしまいます。このように身体にとってマイナスに働いてしまう場合がアレルギーになります。花粉症の場合には花粉を排除しようとして、くしゃみや鼻水、涙という症状がでますが、これらの症状が強く出過ぎるために生活の質が低下してしまいます。花粉が体内に入ってもすぐに花粉症になるわけではありませんし、アレルギーの素因を持っていない人は花粉症にはなりません。身体の中に花粉が入るとアレルギー素因を持った人はその花粉(抗原)に対応するための抗体を作ります。この抗体は IgE 抗体と呼ばれるもので、花粉によって異なった抗体が作られます。人によって期間が違いますが、数年から数十年花粉を浴びるとやがて抗体が十分な量になり、この状態を感作が成立したと言います。この後に再び花粉が身体の中に入ってくると、くしゃみや鼻水、涙などの花粉症の症状が出現します。これが花粉症の発症です。近年は飛散する花粉量が増加しているために、感作までの期間が短くなり、小さな子供でも花粉症にかかるようになりました。
子供でも発症してしまうアレルギー、ではどのような対策をしたら良いのでしょうか?
花粉症患者が増加している要因として、飛散する花粉数の増加、母乳から人工栄養への切り替え、食生活の変化、腸内細菌の変化や感染症の減少などが指摘されている他、大気汚染や喫煙なども花粉症患者の増加に影響しているとされています。これらの要因のうち、最近の研究では花粉症の症状を悪化させる可能性があるものとして、空気中の汚染物質やストレスの影響などが考えられています。欧米では昔から枯草熱などの類似疾患が多く報告されていたのに対し、日本で は1970年代前半から急に報告が増えたこともあり、食生活など生活習慣の欧米化による人間側の変化の影響を指摘する意見もあります。(出典:環境省 花粉症環境保健マニュアル)
食生活の変化や、腸内細菌の変化などが挙げられていますが、やはりこの時期になると腸内環境を整えやすくなると言われている乳製品や納豆のコマーシャルが増加します。
筆者には、この腸内環境を整える取り組みには一定の効果を感じられた経験があります。筆者は2002年ごろに突如として発症した花粉症に悩まされていました。2014年冬にアテローム型脳梗塞に罹患し、退院指導において管理栄養指導とストレスコントロールの重要性を学び、食生活を米を中心とし、カロリーも適量を摂取する食事に変えたところ、翌春から花粉症の症状は突如として消えました。暴飲暴食ではなく適量の食事量の摂取により排便も順調になり、一般的に言われている「良い腸内環境」になりました。しかし、忙しき環境の中では、食事について気を使うことも忘れがち、またストレスフルな環境からの脱却もそう簡単なことでもありません。
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それであれば、ストレスコントロールのために、E3AFAパウダーやBlueMagicを毎日摂取することで、内面から変化を期待できそうですし、腸内環境に寄与しやすいクロレラがたくさん含有されているレモクロを飲むことで、少しでも花粉症状の低減やアレルギー症状の緩和などに繋げるべく、習慣化してみてはいかがでしょうか?