秋から冬へ、季節の変わり目は気圧と気温の変化が大きく、肌や喉が乾燥したり、急にアレルギーが発症したりと体調不良を感じる事が多い季節です。免疫力が低下して、風邪も引きやすくなっています。
日本では風邪を引くとドラッグストアなどで気軽に風邪薬を買う方が多いのですが、国際的に見るとヨーロッパ、特にドイツでは処方箋がないとドラッグストアでは薬が買えないのです。その代わりに症状を伝えると、必ずハーブティーを勧められます。
「お茶で治る?」と思いますが、薬を飲む前にハーブティーで体調を整えようという考え方が一般的なのです。病院に行ってもドクターがすぐに薬の処方はせず『ハーブティーを飲んで睡眠を充分にとって安静にしてください』と言われて診察が終わる事も珍しくありません。
その理由の一つとしてドイツでは、抗生剤の使用を控える人、自然療法を好む人が多く、すぐに薬で治すのではなく、ハーブの力で健康や美容の維持、改善をするのが当たり前の事なのです。その中でもハーブティーは健康管理法の一つとして長く愛されています。
英国では、多文化を背景に「オルタナティブ・メディスン」と呼ばれる非西洋医学が発達しており、やはり風邪を引いてもすぐ薬を飲まずに、ハーブの力やレメディを使います。
WELLCクリニックの森嶌先生も、診療では漢方薬、レメディ、お茶などを症状に合わせて処方されています。サプリメントや薬も使われますが、あくまで人間の自らの力で病気を治す為の補助として、本来私達がもっている自然治癒力を回復させる事を第一に考えていらっしゃいます。
ヨーロッパでは自然療法が進んでいるので、ハーブティーの種類も豊富に揃っています。最近では日本でも様々なハーブティーが販売されていますので、体調不良の時に薬を飲む前に、ハーブティーの自然療法で整えていくのもウェルネスなライフスタイルですね。
ハーブティーと合わせていただきたいのが、はちみつです。はちみつは、ビタミンCやB1、B2などのビタミン類、マグネシウム、カルシウム、鉄、ポリフェノールなど150を超える栄養素を含んだ総合栄養食品です。甘味料としての食用だけでなく薬用や美容品としても使われてきた長い歴史もあります。
はちみつの主な作用は体力回復、潤肺止咳、殺菌効果、解毒と言われています。また、はちみつに含まれる糖分は、消化吸収に優れた“単糖類”で、胃腸への負担が少なく、体内で効率よくエネルギーに変わるので、疲労回復効果も期待できます。風邪を引いている身体のケアにもピッタリです。ただ、加熱すると効果が落ちてしまうので、ハーブティーを飲みながら、はちみつスプーン1杯を舌下へ、別々に摂る事をお勧めします。風邪やインフルエンザが流行するこの時期、はちみつの殺菌効果や疲労回復効果を取り入れて、風邪予防したいですね。
お薦めのはちみつを一つご紹介いたします。Maison de i-bee(メゾン ド アイビー)さんのJarrah honey(ジャラハニー)、ジャラハニーは還元⼒の⾼い成分である「ポリフェノール」や「ビタミン類」が豊富に含まれている天然のナチュラルハニー。また、良質のアミノ酸・ビタミン・ミネラル、コラーゲンの主要な構成成分であるプロリン酸も豊富に含まれています。最近発売されたジャラハニーのキャンディーは、喉が痛い時など、持ち運びも出来るのでお薦めです。
WELLCではウェルネスなライフスタイルに向けたエネルギーケアティーを展開しています。
風邪の症状がある時には温茶(ワーミング)と眠茶(スリープ)がおすすめです。温茶(ワーミング)は、7年以上発酵させた陳年プーアルをベースに、身体を温める杜仲茶、生姜がブレンドされています。さらに、薬膳で気の巡りをよくすると言われている陳皮も入っていて、飲むんでしばらくするとポカポカと温まってくると実感がある方が多いです。また、眠茶(スリープ)はラベンダーベースに、マジョラム、パッションフラワーというブレンド。まさに睡眠のためのハーブのブレンドす。ラベンダーの香りの作用もあり、リラックスして深い睡眠へと整えていきます。眠茶を飲むことで夜中1回も起きなくなって驚いたというスタッフの声もあります。
ミネラルジュースクレンズは免疫力アップ、抗アレルギー効果が期待出来ます。免疫ビタミンと言われるL P S、大麦若葉、宮古島のタチアワユキセンダン草、琉球モリンガ、伊勢の岩戸の塩、和歌山の梅干しなど身体を温めて身体に入り込んだ細菌やウイルスなどの病原体を排除する働きがあるので、風邪を引いた時にもお薦めです。冬のインフルエンザなどが流行しやすい季節には特に、免疫力を高めるためにも、毎日取り入れていただくのが理想的ですね。
季節の変わり目、気温差に揺るがない心と身体、そして冬支度に、ハーブティーの温める力で、寒さしらずの毎日をお過ごしください。