アーユルヴェーダでは、ベチバーは古くから「心を鎮め、体を冷ます薬草」として重宝されてきました。イネ科の植物であるベチバーの根から抽出される精油には、グラウンディング作用があり、ヴァータとピッタの乱れを整えるとされます。心の不安やイライラ、夏のほてりやむくみにも効果的。アロマやハーブ水、オイルマッサージなどで日常に取り入れることで、内側から穏やかで安定したバランスへ導いてくれます。自然の力で心身をリセットしたい方におすすめのハーブです。
アーユルヴェーダは、インドに古くから伝わる伝統医学で、「生命の科学」を意味します。心と体、魂のバランスを整えることによって健康を維持し、病気を防ぐという考え方がその中心にあります。そのために、アーユルヴェーダでは多くの薬草や自然素材を活用してきました。
中でも「ベチバー(Vetiver)」は、そのグラウンディング作用と冷却作用によって、何千年も前から重宝されてきたハーブの一つです。現代ではアロマテラピーや自然療法の分野でも注目を集めており、特にストレス社会を生きる現代人にとって非常に効果的な植物といえるでしょう。
ベチバーはイネ科の多年草で、熱帯・亜熱帯地域に自生しています。インド、スリランカ、インドネシア、ハイチなどで栽培されており、根が深く土壌を安定させる働きがあるため、環境保全植物としても知られています。
その最大の特徴は、根から抽出されるエッセンシャルオイルです。深く、土っぽく、ウッディーでスモーキーな香りは「大地の香り」「静けさの香り」とも呼ばれ、非常に独特。ベチバーオイルは、アロマテラピーの分野ではリラックスやストレス軽減に優れたオイルとしても親しまれています。
🔹 心への作用
グラウンディング(地に足をつける)
ストレスや不安の緩和
深いリラクゼーションと安心感
睡眠の質の向上
精神的に不安定なとき、考えがまとまらないとき、焦燥感があるときなどに、ベチバーの香りは「自分自身に戻る」ための手助けをしてくれます。
🔹 体への作用
鎮静・冷却作用(ピッタを鎮める)
抗炎症作用
利尿作用によるむくみ改善
皮膚トラブルへの応用(湿疹、あせも)
免疫調整作用
暑さでイライラしたり、体がむくみやすくなったりする夏場や梅雨時期にも特に適した植物です。
ハーブウォーター(ベチバー水)
ベチバーの根を水に浸けて作るハーブ水(Khus water)は、アーユルヴェーダの中で古くから飲用や洗顔、肌ケアなどに利用されてきました。体を内側から冷まし、むくみを和らげる効果があります。
WELLCのセイクレッドハーブローションは、ベチバーの根っこを水に浸して熟成させました。通常はハーブを蒸留すると精油とハーブ水が分離されて出てきますが、特許技術の蒸留方法を採用することで、精油が分離せず、希少な精油をハーブ水の中にそのままとじこめることに成功しました。
就寝前のリラックス時間
瞑想やヨガの前後
情緒が不安定なとき
高温多湿な季節のクールダウン
ベチバーと現代:ストレス社会への処方箋
現代は「ヴァータの乱れ」が加速する時代とも言われています。スマートフォンやSNSによる情報過多、過密スケジュール、運動不足、孤独感…。こうした不安定な生活の中で、ベチバーの持つ「大地に根を張るような安心感」は、まさに現代人に必要な癒しです。
とくに、感情の浮き沈みが激しい人、常に忙しさに追われている人、自分の軸がぶれていると感じる人には、ベチバーの香りが深い安らぎをもたらしてくれるでしょう。
「アーユルヴェーダにおいて、健康とは「バランスが取れている状態」。そのバランスを乱すのがストレスや過労、環境の変化です。ベチバーは、そんな乱れた状態を、静かに、優しく、そして確かに整えてくれる植物です。
その深く落ち着いた香りは、単なるリラクゼーションを超え、私たちが本来持っている“内なる静けさ”に気づかせてくれる存在。自然の力を借りて心と体を整える。そのプロセスこそが、アーユルヴェーダが私たちに教えてくれる「本当の癒し」なのかもしれません。
そんな癒しをセイクレッドハーブローションで身近に感じていただけると嬉しいです。
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