ご利用ガイド ご利用ガイド
  1. HOME
  2. コラムTOP

梅雨時に乱れがちな自律神経、その原因と整え方

梅雨の季節になると、なんとなく身体が重だるく感じたり、朝起きるのがつらかったり、イライラしたり、落ち込みやすくなったりする方が増えます。その正体の多くは「自律神経の乱れ」。では、なぜ梅雨に自律神経は乱れやすくなるのでしょうか。そして、どうすれば健やかに過ごせるのでしょうか。

■ 梅雨に自律神経が乱れやすい理由

自律神経とは、私たちの意志とは無関係に心身のバランスを保つ神経系で、「交感神経(活動モード)」と「副交感神経(リラックスモード)」から成り立っています。これらは本来、自然のリズム(朝昼夜、天候、気温など)に合わせて切り替わるよう設計されています。

#

しかし梅雨の時期は、以下のような環境要因が交感神経と副交感神経のバランスを崩してしまうのです。

• 気圧の低下:気圧が下がると体内の水分バランスや血流が悪化し、だるさや頭痛が起こりやすくなります。
• 日照不足:曇天や雨続きによって日光を浴びる時間が減り、脳内のセロトニン(幸福ホルモン)が減少。気分が沈みがちに。
• 湿度の上昇:発汗や体温調整がうまくいかなくなり、自律神経がフル稼働で疲弊します。

つまり梅雨は、外的環境が自律神経にとってストレスフルな時期なのです。

■ 自律神経を整えるための具体的対策

1. 「光」を意識的に取り入れる

#

日照時間が減る梅雨こそ、意識して「朝日」や「明るさ」を取り入れましょう。可能であれば朝はカーテンを開けて自然光を浴び、外出できない日は室内照明を明るくするだけでも効果があります。朝の光は体内時計を整え、交感神経をスムーズに優位に切り替えてくれます。

2. 軽い運動でリズムを生む

#

雨の日は外出が億劫になりますが、運動不足は自律神経の乱れを加速させます。室内でできるストレッチやヨガ、軽い筋トレ、ラジオ体操など、毎日10〜15分程度でも継続することで、血流が促進され自律神経も安定します。特に「決まった時間に行う運動」はリズム形成に有効です。

3. 温度差から身体を守る

#

梅雨時は冷房や朝晩の気温差によって身体が冷えやすくなります。身体が冷えると交感神経が緊張しやすくなり、疲れが抜けにくくなります。薄手のカーディガンやストールを持ち歩く、入浴でしっかり身体を温めるといった冷え対策が効果的です。入浴はシャワーだけで済まさず、ぬるめのお湯に10〜15分程度つかるのが理想です。

4. 食事で内側から調整する

#

自律神経は腸内環境とも深く関係しているため、発酵食品(納豆、ヨーグルト、味噌など)や食物繊維を意識的に摂ることが大切です。また、ビタミンB群(豚肉、卵、玄米など)やマグネシウム(海藻類、ナッツ、大豆製品など)も神経の働きをサポートします。加えて、温かいスープやみそ汁など「温性」の食事を心がけると、内臓も安定しやすくなります。

5. 深呼吸・瞑想で副交感神経を活性化

#

ストレスを感じたときや疲労がたまっているときは、無意識に呼吸が浅くなっていることが多いものです。ゆっくりと深い呼吸を意識するだけでも、副交感神経が働きやすくなります。1日1回、5分間だけでも静かな時間を確保し、目を閉じて呼吸に集中してみましょう。アロマやヒーリング音楽を使えばより効果的です。

■ 「少しずつ、毎日」がカギ

自律神経の調整は、劇的な変化よりも小さな習慣の積み重ねが何より大切です。「今日は雨だから朝にストレッチをしよう」「夜はお風呂にゆっくり浸かろう」といった、無理のない対策を生活の中に取り入れてみましょう。

梅雨が明けたころには、心身のバランスが整い、気持ちの良い夏を迎える準備ができているはずです。

WELLCオンラインストア
WELLCインスタグラム
WELLC表参道ショップ
住所:東京都港区北青山3−9−8 ノースアオヤマビル1F
銀座線・半蔵門線・千代田線 表参道駅B5出口から徒歩2分
TEL:03-6427-4571
営業時間:10:00~18:00
定休日:不定休

#

関連コラム

   

#

「梅雨時期、体にも湿気がたまる!」