ご利用ガイド ご利用ガイド
  1. HOME
  2. コラムTOP

心地良いリネンの魅力

WELLCではウェルネスなライフスタイルにおすすめの商品をセレクションしてご紹介しています。
WELLC表参道ショップでは8月1日~31日までの期間、LINEN & DECOR(リネンアンドデコール)のPOP UPを開催中、E Cサイトからもご購入いただけます。
LINEN & DECOR(リネンアンドデコール)は、生地の素材選びにこだわり、衣食住を豊かに感じていただける、東京・神山町発のリネンブランドです。

#

リネンの歴史

リネンの発祥は紀元前8,000年頃といわれており、人類最古の繊維ともいわれるほど古くから使用されていた繊維です。古代エジプトでは神事にも使用されており、リネンはどの布製品よりも通気性が良く腐らないという事で、ミイラを巻くために使われた布もリネンだったそうです。エジプト以外でも、古代ギリシャやローマでは上質なリネンが愛されていました。12世紀にヨーロッパで織物産業や技術が発展し、リネンはぐっと身近な存在になり、人々の生活に密着していたそうです。
また、リネン(linen)は糸や線を意味する「ライン(line)」や下着を指す「ランジェリー(lingerie)」といった言葉の語源でもあり、このようにリネンは古くから身近な繊維として重用されており、現代でも衣類や生活製品に広く使われています。

「麻」とリネンは違うの?

衣類などの製品表示でよく目にする「麻」とリネンは、どのように異なるのでしょうか。
「麻」とは植物から作られる繊維の総称のことを指し、亜麻科のフラックスが原料であるリネンも麻の一種ということになります。
麻の種類としては、リネンのほかにラミー(苧麻・ちょま)、ジュート(黄麻)、ヘンプ(大麻)などが有名です。
それぞれ特徴や用途が異なり、リネンやラミーは衣類やタオルのような日用品に、ジュートはカーペット基布や麻袋などに、ヘンプはロープや衣類といったものに使用されています。
日本の家庭用品品質表示法ではリネンとラミーの2種類のみが「麻」表示を許可されており、他の麻繊維は「植物繊維」と表記するため、洋服などで麻と表示される場合はリネンかラミーが原料のものです。

リネンは希少な上質素材

リネンの原料はフラックスといわれるアマ科の植物。茎の繊維から取った糸がリネンになります。ベルギーやフランス北部、オランダ、ロシアなど特定の地域のみで栽培されており、収穫量に限りがあるのです。
LINEN & DECOR(リネンアンドデコール)は、北フランスの原料を大量生産ではなく、必要な量生産しており、涼しい地域で育つため灌漑の水を必要とせず、農薬もほとんど使用しません。可能な範囲でプラスチック包装を減らし、環境負荷を抑え自然に配慮しサステナブルなヨーロッパリネンを実現しています。

通気性・保温性にも優れている

リネンの繊維は中が空洞で、空洞部には空気が含まれています。その空気が余分な熱を逃がすことで夏は涼しく、冬は中の空気が熱を保持するために温かく感じられます。
このように、リネンは天然のサーモスタットのような性質を持ち、通気性、保温性に優れています。リネンは涼しげな見た目で夏の素材だと思われている方も多いかもしれませんが、春夏秋冬一年を通して使用することができる素材です。
さらりとした肌触りのリネンの寝具は、吸湿・放湿性に優れるだけでなく、丈夫で長持ちすることから、ヨーロッパでは親から娘への結婚のお祝いとして贈られてきました。
着物文化が根底にある日本では、麻=夏のイメージが強くありますが、湿度や熱を調整する機能をもつリネンは、一年中快適にお使いいただける素材なのです。
リネンは水濡れに強く汚れにくく、丈夫なため長持ちします。
また、長く使い込むことでさらに風合いが増していくのも魅力のひとつです。
他の天然素材と比較しても丈夫なリネン。海外では100年以上にわたって使用されたリネン製品もあります。
リネンは水に濡れるたびに強度が増します。吸水力は羊毛の4倍、コットンの2倍にもなるのです。洗濯を繰り返しても傷みにくいため、カーテンやシーツなど長く使用するのに向いています。

浄化力もあるリネン

リネンは神事にも使われているので、浄化力も高いとうのも魅力です。
リネンはペクチンという成分が含まれており、ペクチンは汚れがつきにくく、落ちやすい特徴があります。化学繊維と比べて静電気が発生しづらく、ほこりやゴミが付着しにくいのです。抗菌性にも優れているため、ほこりを払うだけで清潔な状態を保てます。
硬めの質感でも洗うほどにやわらかくなるのがリネン。長く使用すると自分の肌になじんでいくでしょう。
リネンの繊維は中が空洞になっているため、通気性に優れています。また、熱伝導率が高く速乾性があり、汗をかいてもべたつかないので快適に過ごせます。
夏は余分な熱を逃し涼しく、冬は繊維の中の空気が熱をキープするため温かく感じられます。

リネンを扱う時の注意点

#

リネンは変形からの回復力が乏しいため、シワになりやすいです。洗濯機で洗う時に脱水時間を通常より少なめにして干しましょう。それでも速乾性に優れていますので乾きは早いです。また、リネンは繊維の目が粗く、縮みやすい特徴があります。乾燥機などは避けて使用しましょう。

わたしたちの生活に自然に馴染み寄り添うリネンのあるウェルネスな暮らしを始めてみませんか。

上質なヨーロッパ産リネンをパイル織にしたSophiaシリーズのフェイスタオル。
リネンでは珍しいパイル織のタオルです。
タオルに求める、吸水性の良さと柔らかな肌触り、お手入れのしやすさ、扱いやすいフェイスタオルは厚み、インテリアに馴染むホワイトとライトグレーは、インテリアに馴染シンプルでモダンなデザインです。

Sophia Face Towel

軽く柔らかなリネン100%のタオルをお探しの方は、薄さと軽さを兼ね備えたフォレスト フェイスタオル。
リネンの吸水性、速乾性、そして使い続けることで柔らかさの特性を生かし、凹凸のある生地は織りによるもの。平織りにはない肌離れのよさがあり、製品化の過程でウォッシュ加工を施しているので使いはじめから柔らかくお使いいただけます。
洗顔後、軽く柔らかなリネン100%のタオルで肌を優しく包むことでお肌にダメージを与えることなく、お肌を育くんでいきます。

Forest Face Towel

一日の終わりにベッドに入る時、さらりとして、やわらかな肌触りのシーツに包まれる、 ボックスシーツとピローケースは良質な睡眠へと導いてくれます。

#

Box Sheet Washed

Vilnius Pillowcase

ベッドのフラットシーツやアッパーシーツとしても使えるマルチカバーがおすすめ。サラリとした使用感と、ふんわりとした柔らかな肌触りが心地良く、睡眠中もその心地良さが続きます。人は寝ている間にコップ1杯分の寝汗をかいていると言われています。リネンはすばやく汗を吸収し、抗菌性もあるのでカビの繁殖をおさえてくれる効果もあります。高温多湿な日本の夏には体の熱を取り、吸水し、水分を逃し、サラリとした涼感をもたらし、寒い冬は寝具とともに体温で温まった空気を蓄え保温効果をもたらします。

Forest Multi Cover

LINEN & DECOR |リネン アンド デコール
リネン素材の魅力を生かしたインテリアアイテムを中心にものづくりをするリネン専門ブランド。2006年設立。真摯なものづくりこそがサステナブルであるという考えのもと、一本一本の糸の太さ、縦糸と横糸の組み合わせ、織り方を細かく指定して生産されるヨーロッパ(リトアニア・ラトビア・フランス・スペイン)や日本のリネンを使用したプロダクトを展開。大量生産では成すことができない独自の美しい配色と機能性を実現し、一年中快適で、洗うたびに強く、使い込むほどに柔らかくなる上質な天然素材を日常使いにするタイムレスなデザインで、より豊かな暮らしを提案することを目指しています。

LINEN & DECOR

instagram

#

LINEN & DECOR アトリエ
住所:150-0047 東京都渋谷区神山町13-4-102
アトリエOPEN DAY:ご予約制 (定休/土日祝日)
11:00~16:00
アクセス:代々木公園駅、渋谷駅より徒歩10分

関連コラム

   

#

WELLCコラボレーション企画「リネン&デコール」