皆さんは、良い睡眠がとれていますか?
近年は睡眠の質が低下しているとよく言われますが、そもそも現代生活の中で、仕事や家事・子育てなどに忙しく、睡眠時間も十分に確保出来ないのが実情です。
人生の3分の1を占める「睡眠」は、私たちの脳と体を休めるだけでなく、生活の質の向上にも関わります。睡眠不足によって起こる健康への影響も心配されるため、良質な睡眠をとることが必要です。
では、私たちの生活の中でどうすれば良くなっていくのでしょうか。
睡眠には、体を休めるための浅い眠りの「レム睡眠」と、脳に休息を与え深い眠りの「ノンレム睡眠」の2種類があります。
睡眠のサイクルは、個人差もありますがこのレム睡眠とノンレム睡眠を約80分から110分間隔で繰り返し、朝の目覚めを迎えます。
しっかりと睡眠がとれていない日は、一日中眠気が取れない、集中力・注意力が低下し仕事や勉強の効率が上がらない、精神機能の低下や体内のホルモン分泌、自律神経にも影響します。さらに睡眠不足は、脳が起きている「覚醒」の状況なので緊張状態になり、交感神経が優勢な状態が続いてしまいます。
そして、睡眠不足は体重増加をもたらす要因のひとつであることが知られています。睡眠不足が続くと自律神経系、内分泌(ホルモン)系の調節機能が崩れて、消費エネルギーの低下や食事摂取量の増加を招き 肥満の原因になると考えられています。また、血糖値をコントロールするインスリンがうまく働かないため糖尿病のリスクも高まります。これらの影響から睡眠不足によって生活習慣病に繋がる可能性もあるのです。
最適な睡眠時間については、さまざまな研究結果があり平均7時間から8時間と言われていますが、日本の平均睡眠時間は7時間22分、調査対象となった33カ国の中で最下位だったそうです。
また、国民健康・栄養調査報告によると、40-49歳の1日の平均睡眠時間で、一番回答が多かったのは「5時間以上6時間未満」という結果でした。もともと少ない睡眠時間が、働き盛り世代ではさらに少なくなっています。
人によって個人差はあるものの、最低でも5時間は必要です、注意したいのは「とにかく5時間眠ればいい」というのではなくて、「その5時間をいつとるか」ということもとても大切です。
同じ5時間でも、夜中の3時から8時まで寝ている人と、夜11時から5時まで寝ている人とでは、心身への影響がまったく違うのです。
本来、人間に備わっている体内時計は、太陽の光を浴びることで新しいリズムを刻み始め、太陽が沈む夜になると眠くなってリセットされるようにできています。太陽のリズムは常に一定で、崩れることがないので、できるだけそれに合わせた生活リズムで過ごすことで、心も体も整います。
眠りたいのに眠れないという経験を誰しも一度はしたことがあると思いますが、多くは一時的なもので、数日~数週間が経過すれば、元通りに眠れるようになります。
しかし、不眠症になると「寝付きが悪い」「途中で目が覚める」「寝ても疲れが取れない」といった問題がなかなか解消されず、長期間にわたって睡眠障害に悩まされるようになります。
不眠症は決して珍しい疾患ではなく、日本人を対象にした調査によれば、約5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」と回答しています。加齢とともに不眠は増加の傾向にあり、夜中に目が覚める、長時間続けて眠れないなど、不眠症は国民病・現代病とも言われています。
また、寝ているのに疲れがとれない、良くいびきをかいていると指摘される方は、「睡眠時無呼吸症候群」の可能性もあります。睡眠中、短時間の無呼吸状態が何度もみられ、ぐっすり寝ることができない病気です。大きないびき、不眠の自覚、日中の強い眠気が特徴です。ご不安な方は内科医師、睡眠外来として専門的に治療を行うクリニックもありますのでご相談ください。
良質な睡眠をとるための、いくつかのポイントをご紹介します。
・就寝の3時間前頃までには、食事を済ませる。
・胃腸に負担の少ない「白湯」や「ハーブティー」などを飲み、体を温める。
・就寝の2時間前までに、お風呂にゆっくり入って体の緊張をほぐす。
・スマートフォンやPCなどのブルーライトは、太陽光に近い性質で、脳が起きた状態の「覚醒」を起こしてしまうため、寝る前の使用は控える。
・体に合った寝具を選ぶ、好きなアロマオイルを焚く、軽くストレッチを行うなど、リラックスした状態で睡眠に入るのがおすすめです。
WELLCでも「良質な睡眠」はウェルネスを考える上でとても大切に考えています。良質な睡眠には、毎日の心と体の状態に合わせてケアをしていきましょう。
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現代人を取り巻く生活環境はとても便利な反面、さまざまな影響があります。電磁波は目に見えませんが身体に影響を及ぼしています。寝ている時に頭のすぐそばでスマートフォンの充電をしていると、電磁波の影響で睡眠が妨げられてしまいます。常に電磁波を発している飛行機や新幹線、携帯電話やパソコン、タブレット、WIFIなどの通信装置や、電子レンジ、冷蔵庫、IHキッチンなどの家電製品の半径4-7㍍にある電磁波を「PROTECT ME」が身体に有益な波動に変換してくれます(日米特許取得済)。
私たちの睡眠は1日のパフォーマンスを左右する重要な役割であるとともに、睡眠不足から起こる健康への影響にも気をつけて、良質な睡眠をとることが大切ですね。