怒りっぽい人とそうでない人——腸内環境が左右する心のバランス
「同じ出来事なのに、私だけカッとなってしまう」「以前より怒りがコントロールしにくい」——そんな自分を“性格の問題”として片づけていませんか。近年の研究は、怒り・攻撃性や不安・落ち込みといった“感情の揺れ”の背景に腸内環境が関係している可能性があることがわかってきています。特に女性では、ポジティブ/ネガティブ感情や“感情の抑え方（抑制）”と腸内細菌叢の多様性・特定菌種の構成が関連するという報告が出てきました。
腸は“第二の脳”
腸は食べ物を消化するだけでなく、感情を左右するホルモンの大半を作り出す器官でもあります。
たとえば、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの約90%は腸で作られています。
腸と脳は神経や血液を通じて密接につながっていて、腸内環境が良いと気分も安定しやすく、逆に乱れるとイライラや不安が強くなることがあるのです。
怒りっぽい人と穏やかな人の腸の違い
いくつかの研究で、感情と腸の状態に次のような違いが見つかっています。
■怒りっぽい・イライラしやすい人
腸内の細菌バランスが乱れている
炎症を起こしやすい細菌が多い
気分を安定させるセロトニンや安心感をもたらすGABAが作られにくい
■穏やかな人
善玉菌が多く、腸内細菌の種類が豊か
発酵食品や食物繊維をしっかり摂っている
ストレスに柔軟に対応できるホルモンが安定して作られている
つまり「怒りやすさ」には、腸の状態が深く関わっているのです。驚きですよね。
腸内環境が乱れる生活習慣
下記であてはまることはないでしょうか？？
•甘いものや脂っこい食事の摂りすぎ
•野菜や豆類などの食物繊維不足
•睡眠不足や不規則な生活
•ストレス過多
•運動不足
どれも現代のライフスタイルではありがちな習慣です。これらが重なると腸の状態が悪くなり、心も不安定になりやすいのです。
腸からできる「怒りケア」
1. 食事でサポート
•発酵食品（ヨーグルト・納豆・キムチなど）を毎日1品
•食物繊維（オートミール、ごぼう、豆類、海藻）で腸内細菌のエサを補給
•青魚や亜麻仁油のオメガ3脂肪酸で炎症をやわらげる
WELLCセレクション「ONEBEANSの塩麹」は、米麹（こうじ菌）をベースに発酵させて作られています。麹菌の働きによって作られる酵素や発酵代謝物は、腸内で善玉菌のエサとなり、腸内フローラを整える手助けをしてくれます
特にONEBEANSの塩麹は、豆や米など自然素材を大切にしているので、余分な添加物に頼らず腸にやさしいのが特長です。
2. 腸を温める
腸は冷えに弱い器官です。
•温かいスープやハーブティーをこまめに摂る
•ぬるめのお風呂でじっくり温まる
•腹巻きやカイロでお腹を冷やさない
エネルギーケアテーで人気のワーミング（温茶）は、7年以上自然発酵している陳年プーアルをベースに、体を温める杜仲茶、ジンジャー、薬膳で気のめぐりをよくすると言われる陳皮をブレンド。体の芯からポカポカに温め、手足が冷える方におすすめです。
3. 生活リズムを整える
•朝は太陽の光を浴び、夜は早めにスマホを手放してぐっすり眠る
•1日30分のウォーキングや軽いヨガで腸の動きをサポート
•深呼吸や瞑想でストレスをリセット
WELLCセレクションHARMONITYの「FACE PILLOW（フェイスピロー）」は、テラヘルツ鉱石が細胞のリズムを整え、血液の流れを促進するは、古代インドの叡智であるアーユルヴェーダに基づく「岩塩が身体のバランスを整える」という考え方に着想を得て開発されました。目や顔にのせるだけで、瞬時にリラックスへと導きます
研究から見えてきたこと
•女性を対象にした研究では、感情を抑え込みやすい人ほど腸内の菌の種類が少ないという結果が出ています。
•ある実験では、腸内細菌を変えることで攻撃性の強さが変わることがわかっています。
•大規模な人の調査では、抑うつ傾向が強い人は特定の菌が少なく、気分を安定させる物質が作られにくいことが確認されています。
つまり、腸を整えることは「イライラの改善」だけでなく「不安や落ち込みの予防」にもつながるのです。
E３プロバイオティクスは、11種類の乳酸菌、枯草菌、5種類のビフィズス菌、プレバイオティクスが含まれ、100億CFUの菌がぎゅっと詰まっています。つまりこのプロバイオティクスを摂るだけで多種多様の菌を取り入れることができるのです。
•腸は「心のバランスを作る工場」のような存在
•怒りやすさは性格ではなく腸内環境が影響している可能性がある
•発酵食品・食物繊維・良質な脂質・睡眠・運動・温め習慣で腸を整えると、心も穏やかに保ちやすい
「すぐ怒ってしまう私ってダメだな…」と責める必要はありません。
もしかしたら、それは腸からのSOSかもしれません。
毎日の食事や生活習慣で腸をやさしく整えていくことが、イライラを減らし、もっと心地よい日々を送るための第一歩になるでしょう。
関連コラム
さまざまな不調を引き起こす、リーキーガット症候群（腸漏れ症候群）
