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vol.6 「革新・革命の年、2024年を迎える前に」

2024年は大変な年?!

最近、巷では2025年問題がだいぶ盛り上がっているようです。
一昨年刊行の大ベストセラー、”私がみた未来”(たつきりょう著)においてクローズアップされた2025年7月という時期。
そして、多くの動画配信者、発信者たちもが「2025年、どうなる?」ということを、まるで雨の後の筍のように投稿しているために起きている現象が”2025年問題”ですが、どうでしょうか、読者の皆さんはもうすでに視聴されていたり、なんならすごく気になっている!なんていう方もいらっしゃるかもしれません。
大手メディアはそこまで取り上げていませんが、今ネット上ではこれらの記事・動画などは多くの方に見られており、視聴数やフォロワー数なども鰻登り。注目度合いからも多くの方が”おっ”と思われる内容であり耳目を集める事柄なのだと思います。
2025年問題の論旨とは、「2025年には未曾有の大災害、大震災、津波などがおきてその影響で日本や世界がどうやら大変なことになる」ということかと思いますが、暗い内容に終始するわけではないのが特徴で、一部の発信者などはカタストロフの後には明るい未来がやってくる、特に日本の未来は!と語っていることから、実はどこか安心していたり、胸を撫で下ろしている人もいらっしゃるのではと思われます。

とはいえこのコラムで綴りたいのはその流行りに乗って「2025年、どうなる?」ということではありません。
ここでお伝えしたいのは、来年、つまり、肝心の(?)、2025年の前にやってくる、2024年のこと。
2024年は件の2025年の前年ということもあり、引き続きこうした世紀末論や世に出回るとは思われるのですが、星回りをよくよく観察してみたならば、個人的には、実は25年よりも24年のほうが大変かなとも思っており・・・。

ちなみにここで言う大変とは”カオス”という意味ではなく”大きく変わる”ということ。
”世紀末論に同調する”わけでも”煽る”わけでもありません。ただ、大きく変わっていく年になる、その視点を失わないようにしながら、ここでは来年がいったいどんな年になるのか、それを論じていきたいと思います。

24年はユニバース時代が終焉へ

星の見地から観ると2024年には何が変化し、何が起こるのか。
星が伝える来年我々の世界に起こる変化。それを端的に示すなら、”ユニバースからマルチバースの世界へのシフトが本格化する”と言えるように思います。
マルチバースの世界線というのはもう既に各所で語られているのでここでは割愛しますが、言ってみれば、価値観や生き方の指針、正義・上位・優位の定義が本当に”人それぞれ”になっていくというとその輪郭が掴みやすいでしょうか。
そして、読者の皆さんもきっと既に感じられている通り、そういったマルチバース化の流れはもうすぐそこまできています。実際、(お金=法定通貨以外の流通、仕事の仕方の多様化、中央一極主義の揺らぎなど)至る所に変化の兆しは感じられるのですが、”多様化”が本格的に進んで、世間・社会・制度側もそれを認めていく、いや、認めざるを得なくなるのが、24年に起こることのコアともいえるものでしょう。

水瓶座のリアリティと知性が”幻想”を吹き飛ばしていく!

占星学的な解釈で言うと、そのトリガーを引くことになるのは、やはり時代の背景を醸成する星、冥王星かと思っています。
特に新年早々の1月〜9月には冥王星が水瓶座の部屋に入ることで、世界は一気に”信仰を失った世界”へと突入するような気がします。
信仰を失うとは、特定の宗教が失墜するということではなく、すべての概念体系や社会システムや体制に対して、猜疑的な態度が八方から巻き起こったり、妄信的に信じられていた社会のあり方やシステムや制度などが”パーパスチェック”の波に洗われるであろうということを指します。
そして、こうしたクリアリングが世界的に起こった結果、本質や魂あるものは残って、そうでないものは時代の波と共に消えていくこととなるのではないでしょうか。

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ではなぜこのような信仰の終焉のようなことが起こるのでしょう。
その鍵は24年の運気を司るサイン、水瓶座の持つバイブスにあります。
水瓶座は風のエレメントに属するサインで、非常にリアリスト且つ、アナリスト的・革新的な視点をもつことでも知られています。
また、既存の流れに対してのアンチテーゼを唱えたり、色々な角度からファクトチェック/デューデリジェンスを行ったり、さらには改革案・修正案を打ち出してくるのが水瓶座の真骨頂だとも言えます。
この流れを受けて、多くの人たちが”当たり前とか普通とか常識”といった無意識下に刷り込まれている事柄に対して、noを突きつけたり、”?”を投げかけたりするようになるでしょう。
少人数の天才たちが世界の常識を疑って、新しい何かを発明したり、発見!そうして世界が変わっていく・・・という訳ではなく、なんなら世界中が「なぜなになぁに?」の思考モードになっていくのですから、その”既存の価値観の転覆劇”の規模感たるや、非常に大きなものとなることは想像に難くありません。

こうして世界が水瓶座バイブスに染まっていくと、普通・常識・定説にメスが入っていくこととなりますから、メジャーとか、マジョリティであるという概念はその牙城を譲ることとなるかもしれません。
実際、今の世界線をみても以前の時代のようにF1層、M1層といったように世代や住まい・属性などで、ライフスタイルや好みや人となりを推測することが難しい時代になっていますし、これからはさらに人々の嗜好や属性も多様化していき、次第にマクロレベルで物事を分けていく時代が終焉を迎えることとなるでしょう。
そういう意味では、たしかに2025年が”カタストロフ”の年であるというのも理解ができます。
なぜなら、これからの世界線では今までの”縦社会特有”のやり方・あり方が通用しなくなっていくわけですから。

果たして”過去の時代から紡がれてきた常識とされること、正義や王道、また、キャリア思考”などの概念や体制は、この冥王星水瓶座バイブスの前でどれだけ耐え忍ぶことができるのか…。
ある意味、2024年とは、”これまで”と”これから”が激しく交差していく一年であると言えるのかもしれません。

2024年を気持ちよく迎えるために – 中庸と本来の自分へとギアを戻していく –

だいぶ小難しいことばかり語ってしまいましたが、2024年を過ごす際に大事なことは”自分の感覚や嗅覚、アンテナが感じたこと”を優先させたり、体感を優先させたりすると良いということに尽きると思います。
今までの常識・定説が崩れていく(かもしれない)時代において、外側にある知識はもちろん大事ですが、そういった外部情報に”自分という小宇宙の主軸の座を奪われないこと”が大切です。

奇しくも来年は”ドラゴンヘッド”という課題を示す座標が牡羊座に、そして、冥王星が水瓶座に入ることで、”私は本来、ちゃんと知っている”というバイブスが高まります。
私たちの宇宙の1ピースであるわけですから、本来、私たち自身が宇宙(大いなるもの)との繋がりを取り戻すことさえできれば、私たち自身が本来どういう仕様になっていているのか、また、健康維持や仕事などについても何をやるべきなのか・・・などが、自然と上からダウンロードされていくような・・・そんな一年となっていくでしょう。

つまり、来年は”ひらめきや直感で本来の私を見つけられたが、「今の私」からその本来の座標へと、どうやってソフトランディングしていくか”を楽しむ年になるということ。
世間のあれこれに一喜一憂せずに、自分の感覚や自分の才能・直感を信じて、時には不必要なものを手放したりしながら、”ちゃんと自分の心身を自分本来のあり方に戻していく”という流れになるはずです。

繰り返しますが、来年は自分回帰の一年。
つまり、自分の小宇宙を取り戻し、大宇宙との依存関係に対して距離を取り始めたりしていくということなので、色々な結合・独立・乖離・離脱・離反などもそれなりの頻度で相次ぐかもしれません。
ただ、それらは全て本来の自分に戻っていくために必要な儀式のようなものなので、変化・変容の一環として楽しみつつ、徐々に自分本来の輝きを取り戻していただければと思います。

最後に、体の部位など健康・体調面に関する情報ですが、来年は1年を通して、目や鼻や耳、そして神経系等全般(ホルモン含む)を意識していただきたくと良いかと思います。
例えば、目が何を捉えるか=目から何を食すか、耳がどんな音を聞いてそれを糧にするか、鼻から取り込んだ香りがどんなふうに脳や感情に左右するかを、つまり、”情報・音・香り is 食べ物”として、一つ一つ精査していくなんていうとだいぶ誇張したように感じられるかもしれませんが、それぐらい”細かくチェックしていく”ぐらいが、このノイズ多き時代にはちょうどいい”精査度合い”と言えそうです。
自分の心がざわつく情報は見ない、イライラする音は消す、遠ざける、嫌いな香りは嗅がない、そう言う匂いがするお店には入らない。
それらを徹底していくだけでQOLは上がるはずですし、本来合わないものを嗅ぎ分けられるようになる、いわば生存のための感覚値や能力値が急上昇することにもつながるでしょう。

最後に、神経やホルモンと上述したのは、”快楽ホルモン”などの中毒になっているなら、その状態を緩和することにもできればトライしていただきたいと思ったからです。
近年”ドーパミン中毒”なるベストセラーの本も出ましたのでもうご存知の方も多いと思いますが、報酬系のホルモンの沼にハマりすぎて”報酬系”がないと駄目!というところまで中毒になっている、そんな状態の方にしばしばお会いすることがありますが、そうなるとどうしても仕事やギャンブルや投資など”勝ち負けや数字などの結果”が出ることに没頭してしまい、ウェルネスなどそっちのけ!ということになってしまいがちのようで・・・。
今期はそういった神経系等・ホルモン系のセルフコントロールにもぜひ着手いただいて、
自分の中でのセロトニン・ドーパミン・オキシトシンなど、ホルモン系のベストバランスを取り戻していただければと思います。
難しいことではありますが、バランスをうまく取って、中庸の私であること。
そしてそんな状態の私(self)を目指すと良いというのが、今の時期に降りてくる星からのメッセージ。牡羊座ドラゴンヘッドと冥王星水瓶座からの天啓でもあるのです。


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