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vol.10 「始まりと終わりが交差していくタイミング」

魚座の洗礼 – ザ・グレイトエンディング-

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三月は辞令が出るタイミングであったり卒業式などがあることから、終了、卒業といった波動が強く感じられる時期だといえます。
実際、星の世界のセオリーで見てみても、3月はこの世界が”終わりと(次の)始まり”のエネルギーに満ちるときとされますが、それはきっと12星座のラストである魚座、そして12星座の始まりの星座である牡羊座のシーズンだからかもしれません。

3月の春分までは太陽が魚座に入室することから、太陽魚座期間といわれます。
そして、魚座というのは終わり・終焉を司り、次の章が開くまでの繋ぎや片付け、さらには浄化のエネルギーを持っているとすらもいわれるサインですが、今月は魚座の部屋に、試練を表す土星・幻想や夢を表す海王星・課題を示すドラゴンヘッド、そして主星の太陽が坐するため、通常時のそれよりも特に”終焉感”が高まっているのがなんとも特徴的です。
12星座の最後の魚座の部屋の中に強力な天体群が座しているその様は、
今まで演じられてきた舞台があるとするならば、
その最終章をさらに感動的なものにひきたてようとしているようにも思えます。
BGM効果でさらに舞台を感動的なものに仕上げるオーケストラ。
またはラストで花火が盛大に打ち上がるなど、その様はまるで、今までの苦労や努力に報いんがために用意されたグランフィナーレともいえるもののはず。実際、3月〜4月〜、そして、大きな天体が動く6、7月までの間、多くの人たちがこれら天体群の奏でる調べ「- ザ・グレイトエンディング- 」にのせられていく形でなにかの幕を閉じたり、仕事や役割を終えたり、もう期限が切れたものたちと手放したりしていくはずです。

では、私たちはこの時期に何を手放し、何を許し、何を終わらせていくのでしょうか。
星回りから察するに、それはおそらく、「誰かのために頑張る心・自己犠牲心」ではないかと思われますが、どうでしょうか、心当たりはありますでしょうか?

– 新章のスタート- 新しい自分へと脱皮する覚悟

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今月は魚座の部屋に海王星がいると上述しましたが、03/30という最終盤に、今まで14年も魚座の部屋にいた海王星がその居を移します。
海王星が移動するのは次の牡羊座の部屋で、海王星は時代の背景を作っていくとされるかなり影響の大きな、時代感をつくる天体ですから、これからの時代においては”流行ったり、人々の深層心理を揺さぶるものが牡羊座みをおびたもの”となっていく、というわけです。
牡羊座とは一番手の星座。
そのためかエネルギーが非常にアクティブで、直感的という特徴があります。
いわゆる考えるよりもまず行動!といった様相を持っているサインです。
そして、アイドル性やキャラクターが立っているという特徴もありますから、今月末からのなんと13、14年間はこの”キャラクター性”、つまり個性といったものがさらに強くなっていくと考察することも可能。
また、牡羊座は新生児を表すとされることもあるので、この時期には今までにはなかったような、being、新しいキャラクター、個性、肩書き、在り方などが続々と生まれ出てくるような暗示もありますから、これからの14年間で今までに存在していなかった仕事や働き方、あり方がたくさん出てくることとなるのかもしれません。

そして、海王星は憧憬やイマジネーションを暗示する天体でもあるので、自分をもっと好きになる、自分らしい、もっとなりたい自分になっていく!というフィーリングが全世界的に増していきます。
今までは”型にハマっていく”ような生き方も時代特性上、大いにありましたし、そういった雛形があったことによって”先行きが見えたりもする”ので、安心できたりもしました。
ただ、これからは皆が自分の人生の主人公となり、自分たちが自分たちらしく生きられるようにしていく、皆が開拓者になっていっていい時代となっていくはずです。
海王星は拡大や拡張を暗示する天体でもあるので、自分という個性に鍵をかけるのをやめて、束縛・制限を解放し、自分たちらしく個性を発揮していく生き方へと多くの方が舵を切り始めるように思います。

各方面で2025年は大変化の年と言われていますが、実は社会自体の変化や自然のあれこれではなく、”皆が今までの着ぐるみから脱皮していく”ということが一番大きな変化のトリガーとなっていくはずです。結果、まわりから求められることからの脱却がおきたり、周りがどう言おうとも新しいことに踏み出す勇気を搾り出しNEW MEになっていくことになったりして、多くの方が少なくとも意識上は自治権・自治意識を獲得していくこととなります。
まさに自分軸が確立されていく時代の始まり。
自分が主人公となり世界を作っていく(自分の世界観)世界線のスタートの年、それが2025年であり、より詳細に伝えるなら、同年春分前後がその最初のピークタイムといえるでしょう。

自分の魂が求めるものに正直になっていく

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先ほども触れましたが、この時期には、
人のために〜〜〜をする、
人のため世のために〜〜をする、
という意識よりは、自分はこうしたい、自分はあれがしたいといった思考が時代の背景とよりマッチするものとなります。
そのため、”自己犠牲・献身・滅私奉公的”行為などは、できるだけ遠ざけて今後のことを考えたり、アクションを起こすことが肝要です。

”自分がどうしたいかを常に抑制する、その結果、人を羨んだり、妬んだり、時には足を引っ張ったり”なんていうことが起きているのが今の現代社会あるあるの一つかと言えるかもしれませんが、もうそんな”誰も喜ばない制限かけゲーム”はやめてしまいましょう。
星からも”魂がのぞむことをすること”、”自己表現を楽しむこと”という課題がきていますから、この際、感じたフィーリングのままに、できれば奔放に自己表現をしてみてはいかがでしょうか。

楽しい、面白い、ワクワクする・・・そういったエネルギーが出ている人や場所にはやはり人々は引き寄せられたり、集まったりするものです。
自分が一番テンションが高い、面白い!と思える状態を作ること。
それがこれからの世界線を生きていくためのマインドセットであり、時代を生き抜くアティテュードであるといえそうです。
そのため、余計なストレッサーも不要。
できるかぎりストレスを溜めないように、
ストレスマネジメントや環境づくりを徹底して、
自分をピュアで純度が高い状態にしておくことがこれからのウェルネスのキーとなります。
自分らしくないものは遠ざけ、自分に合うもの、自分らしいものだけに触れたり、食べたり、生活にとりいれていくこと。ノイズレスな環境を作ること、つまり、周波数を乱されないことがとても大切になります。

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最後に、これからの海王星牡羊座期間においては、これをしたらああなって、これをやったらこういう展開が起きて・・・といった自分の頭だけで考えたナビ・動線設計などは一旦offにしてみることをお勧めします。
子供が純粋に何かにハマったり没頭するように、結果がどうこうを考えず、なんなら”続けられるかなどうかな”とかも考えず、ひらめきのままにアクションを起こしてみましょう。
結果や展開はきっと運命が良きに計らってくれるはず。
いい意味で”今後のことは天任せ”。
時代の変わり目ということもありますし、ここは一つ、運勢や天命といったものにサレンダーする勇気をもってみる、というのはいかがでしょうか。

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yuji プロフィール
撮影/大坪尚人(講談社)
photo/Naoto Otsubo ©︎Kodansha

占星術士。 香川県高松市生まれ。18歳でイタリアに渡り、現地大学院卒業。ミラノにてプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとしての宿命に抗えず拠点を東京に移し、ヒーラーとして活動する決心をする。現在は著作の執筆、各媒体での連載、講演など、幅広い分野で活躍中。毎日星読みを行い、星々からのメッセージをYoutube、stand.fm他SNSにて発信している。新著『星読みで才能を見つける本』(講談社)の他、『「風の時代」に自分を最適化する方法 220年ぶりに変わる世界の星を読む』『風の時代の未来予測』(講談社)、『星2.0』(光文社)、『運命を変える「石」の処方箋』(KADOKAWA)など。

ブログ:https://ameblo.jp/uenopasiri/
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Note: yujiscope


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